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採血室からの学会および論文発表

17.野々部 亮子,森田 賢史,高橋 恵,盛田 和治,曽根 伸治,蔵野 信,矢冨 裕.経口ブドウ糖負荷試験のための採血管供給システムの構築.日本臨床検査自動化学会会誌 42:242-247,2017.

(論文要旨)

 制御用採血システム(採血システム)は18採血台のタッチパネル式採血管照合端末,RFID読取装置およびバーコードリーダーと接続し,上位の病院情報システムから患者の採血情報を受信し,検体搬送システムおよび検体検査システムと連携して採血の完了した採血管の確認や患者の検査に関する情報を提供するようになっている.通常の採血システムに血糖負荷試験専用の時間管理システムを追加し,運用を開始した.血糖負荷試験でのインシデントの削減と検査の効率化を目指し,血糖負荷試験用時間管理システムを導入した.システムを導入して2年が経過したが,システム導入前の過去2年間と比較し,患者不在による遅延,試験管間違い等,5件発生していたインシデントが導入後は0件となり,インシデント発生率は0.19%から0%に減少した.

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