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採血室からの学会および論文発表

13.曽根 伸治,大久保 滋夫,岡崎 仁,矢冨 裕.採血システムの更新による外来採血室の待ち時間短縮の取り組み.日本臨床検査自動化学会誌 41:314-320,2016.

(論文抜粋)        

 当院の採血室では1日平均980名の採血を行っている.2013年5月に機器およびシステムの更新を行い,12管種に自動で採血ラベルを貼付する採血管供給装置4台を導入した.これにより採血時の患者や採血管の誤りなどのトラブル発生率は,0.0092%から0.0067%に減少した.RFIDを利用して照合を行うことで採血管の照合時間を6秒短縮した.また,採血管3本以上あるいは採血量8ml以上で,安全装置付採血ホルダーを利用することで採血所要時間を短縮して,手袋交換および手指衛生を実施しても約90%の採血患者は,10分以内の採血待ち時間を実現した.

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