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採血室からの学会および論文発表

12.金子 誠,曽根 伸治,盛田 和治,大久保 滋夫,矢冨 裕.検査部採血室の管理・運営.〜採血業務における診療支援と患者サービス向上を目指して.日本臨床検査自動化学会誌 41:3-12,2016.

(総説抜粋)
        
 採血は,病院の入院病棟,外来採血室,処置室や救急外来をはじめ,診療所や一般クリニック,健康診断を行う健診センターなど様々な場所で行われる医療行為である.簡便で基本的には安全性の高い検査であるために,医療行為であるにもかかわらず軽視されがちである.しかし採血は人体に侵襲を伴い,合併症も生じる可能性もある医療行為である.このため,東大検査部では外来患者に対する採血業務は,重要な医療行為なおかつ診療支援の1つであると念頭に置き,安全性確保や感染対策,また患者サービスの改善や採血待ち時間の短縮化に努めてきた.本総説ではこれまでのこの目標に対して,数多くの試行錯誤や日夜努力を重ねてきた内容を紹介している.

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