2006年8月,検査部遺伝子検査室において,個別薬物療法支援のための薬剤感受性遺伝子多型検査を開始した.臨床ゲノム診療部,薬剤部,企画情報運営部,消化器内科と共同して,プロトンポンプ阻害薬の代謝に関与するCYP2C19遺伝子多型検査をスタートすることになった.これを皮切りに,治療薬投与時の薬剤動態,反応性,副作用発現の可能性を予測でき,安全で効果的なテーラーメード医療への貢献が期待できる薬剤反応性遺伝子検査を拡充していく予定である.