2005年4月,東大病院検査部は創立50周年を迎えた.1955年に設立された東大病院検査部が歩んできたこの半世紀は,そのまま我が国の臨床検査の歴史でもあった.東大病院検査部も先駆けとなった中央検査システムの導入は,その後の我が国の医療の発展に大きな貢献をなし,以後,全国の大学病院を中心に次々と中央検査部が作られることとなった.今後も,臨床検査医学,さらには中央診療施設としての検査部の発展に努めるべく,検査部員一同,気持ちを新たにした.