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東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
パイロシークエンス法を用いた遺伝子変異解析の臨床的有用性の評価(承認番号3333-67)
  1. 研究課題名
    パイロシークエンス法を用いた遺伝子変異解析の臨床的有用性の評価
  2. 承認番号,承認日
    平成25年4月25日(承認番号3333-67)
  3. 内容  
      近年の分子生物学の進展に伴い,遺伝子の一塩基多型(SNP)あるいは変異解析が診療に広く利用されている.その代表が,慢性C型肝炎におけるIL28B遺伝子多型や骨髄増殖性腫瘍におけるJAK2遺伝子変異である.慢性C型肝炎では,C型肝炎ウィルス(HCV)の遺伝子型の違いや患者自身のIL28B遺伝子の多型によりインターフェロンの治療効果が異なることが知られている(Y Tanaka et al, Nat Genet. 2009;1105).そのため,C型肝炎の治療開始前には,HCV遺伝子型やIL28B遺伝子多型を解析することが必要である.また,JAK2遺伝子変異解析は,骨髄増殖性腫瘍の診断時に実施され(Ross L. Levine et al, Nat Rev Cancer. 2007; 673),2007年にはJAK2遺伝子変異を定量することの有用性も報告されている(Kroger N et al, Blood. 2007; 1316).現在,当部遺伝子検査室では,リアルタイムPCR装置・LightCyclerを用いた融解温度解析法やDNAシークエンス法により,種々のSNPや遺伝子変異の解析を実施している.
       本研究では,パイロシークエンス法により配列情報を基にした定量解析が可能な「PyroMark Q24」の新規導入にあたり,装置の性能を評価するとともに,本法を用いたSNP/遺伝子変異解析および変異定量解析の臨床的有用性を評価する.(佐藤 優実子)
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