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東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
BioPlex2200システムによる自己抗体測定の評価(承認番号3333-25)
  1. 研究課題名
    BioPlex2200システムによる自己抗体測定の評価
  2. 承認番号,承認日
    平成24年1月10日(承認番号3333-25)
  3. 内容  
      BioPlex2200システムによる自己抗体測定について基礎的検討・臨床での有用性の評価をいます. 疾患特異的抗核抗体は膠原病の診断・治療方針の決定,予後の推定において重要な検査であり,臨床像が多彩な重複疾患例では複数の抗核抗体が検出されることも少なくない.現在,抗核抗体のスクリーニングの標準法として間接蛍光抗体法が用いられ,様々な核抗体に対する抗核抗体を感度良く捉える事が出来るが,健康人での陽性率が高く,特異度が低いことが問題点とされています.今度,BioーRad社より全自動分析機器「BioPlex2200 ANA Screen」と抗核抗体専用試薬が開発されました.測定原理はマルチプレックス法で,13種類のビーズに合成DNA,リコンビナント抗原(U1-RNP,U1RNPA,SS-A,Scl-70,CENP-B,Jo-1),精製抗原(Sm,SS-A,SS-B,Ribosomal P,Chromatin,Sm/RNP)を固相化,サンドイッチ複合化を形成させ,フローサイトメトリーの原理を用いた検出部にて測定を行う方法です.本研究は臨床残検体を用いて間接蛍光抗体法との比較,相関や基本的性能,臨床での有用性について検討します.(永友 利津子)
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