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東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
検査部における新規測定試薬及び測定機器の評価(包括的申請) 尿検査における成分同定法の開発(承認番号3333-130-(1))
  1. 研究課題名
    検査部における新規測定試薬及び測定機器の評価(包括的申請)
    尿検査における成分同定法の開発
  2. 承認番号,承認日
    平成29年5月17日(承認番号3333-130-(1))
  3. 内容
     尿中には多くの成分が含まれており,臨床病態を反映する様々な情報をもっていると考えられるため非常に有用な検査です.現在,尿検査においては主に生化学的な方法や形態学的な方法が用いられていますが,いまだに同定されていない成分があります.その成分を同定することによって腎・泌尿器系疾患をはじめとする多くの病態解析につながると考えられます.
     本研究では尿中の様々な成分の同定法を開発し,成分の解析を行うことを目的とします.尿中成分の収集・単離・成分解析・同定法の開発を行います.また,疾患との関連について解析するために,主病名や他の臨床検査データと照らし合わせて解析します.
     当該研究は通常診療の検査後残余分を用いるため患者さんの負担が増えることはありません.なお,本研究は検査後の廃棄検体を無作為に抽出して使用し,個人特定を連結不可能匿名化した上で集団として統計解析されますので,氏名など個人を識別する情報が出るようなことはありません.解析結果は,学会発表あるいは学術雑誌への投稿で公表します.
     この研究は,東京大学医学部倫理委員会の承認を受けて実施するものです.なお,この研究に関する費用は,中央診療施設運営費から支出されています.また,謝金はありません.連絡先:森田 賢史(内線35022)
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