HOME
東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
検査部における新規測定試薬及び測定機器の評価(包括的申請)プロスタグランジンE主要代謝物キット「ルミパルスプレスト PGE-MUM」試薬性能・臨床有用性の評価(承認番号2019300NI-22)
  1. 研究課題名
    検査部における新規測定試薬及び測定機器の評価(包括的申請)
    プロスタグランジンE主要代謝物キット「ルミパルスプレスト PGE-MUM」試薬性能・臨床有用性の評価
  2. 承認番号,承認日
    2023年10月18日(承認番号2019300NI-22)
  3. 内容
     プロスタグランジンはエイコサノイドの一つで、生体内でさまざまな生理活性をもつ物質です.私たちはこれまでの研究で、プロスタグランジンEの代謝物であるtetranor-PGEMが糖尿病性腎症の病期分類について有用なバイオマーカーとなり得ることを報告しました(Morita, Y., et al. J Lipid Res, 2021).Tetranor-PGEMはPGE-MUM(prostaglandin E-major urinary metabolite;尿中プロスタグランジンE主要代謝物)の主要成分であり、富士レビオ株式会社から新たに発売された「ルミパルスプレスト PGE-MUM」は全自動で簡便にPGE-MUMを測定することが可能です.
    本研究では当該キットの臨床検体(尿、髄液、胸水、腹水など)を用いた試薬性能の評価及び臨床的有用性の評価・探索を目的とします.検査後の保存期間を過ぎた残余検体を、個人を特定できないようにしたうえで使用しますので、特に患者さんに新たにご負担いただくことはありません.なお、本研究は富士レビオ株式会社との共同研究契約に基づき実施いたします
  4. 連絡先
    東京大学医学部附属病院検査部 一般検査室
    03-3815-5411(内線35022) 森田 賢史
Copyright © 東京大学医学部附属病院検査部. All Rights Reserved.