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東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
新しいHbA1c測定法(酵素法)の従来法(HPLC法)との基本性能の比較検討(承認番号1749)
  1. 研究課題名
    新しいHbA1c測定法(酵素法)の従来法(HPLC法)との基本性能の比較検討
  2. 承認番号,承認日
    平成19年6月11日(承認番号1749)
  3. 内容
      ヘモグロビンA1c(HbA1c)は,糖尿病の治療コントロールの指標として広く用 いられ,「日常」臨床検査として必要不可欠な項目となっている.測定法には現 在使用されているHPLC法・免疫学的測定法があるが,原理により特異性が異なる こと,また全世界で標準化されておらず,日本におけるHbA1c測定法を含め,世 界的に国際的標準化に向けて改善されつつある.酵素法は,測定において低コス トで大量の検体の処理が可能,機器管理が簡便であるだけでなく,世界標準化法 (IFCC法)で提唱されているヘモグロビンβ鎖N末端の糖化ジペプチドを検出し うるHbA1c測定法である.この測定法が,日本における従来法(HPLC法・免疫学 的測定法)や米国で現行法として用いられているNGSP (National Glycohemoglobin Standardization Program)法との相関があるのか比較検討を行 う.本法が我が国でのHbA1c測定における新しい標準法となりうるかの検討を行うものである.(矢冨 裕)
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