東京大学医学部附属病院 検査部長　矢冨 裕

　　東京大学医学部附属病院検査部は昭和30年（1955年）に設立され，我が国の臨床検査の歴史とともに歩ませていただきました．戦後，東大病院検査部などで導入された中央検査システムが，その後，我が国の医療の発展に大きく貢献したことは周知の通りです．私たちは，今後も，臨床検査医学，さらには中央診療施設としての検査部の発展に努める所存であります．

　　東京大学医学部附属病院検査部，そして，東京大学大学院医学系研究科内科学専攻 病態診断医学講座 臨床病態検査医学分野の進むべき方向は，当然ながら，本附属病院の理念・目標や東京大学憲章で謳われている本学の基本に一致しなければなりません．すなわち，個々の患者に最適な医療を提供できるためのサービスの充実，最先端医療に繋がる研究，優れた医療人の育成を達成できるよう，臨床検査の立場から努力していく所存であります．

　　スタッフ一同，我々のスローガンである「奉仕・協調・前進」の精神を忘れることなく最善を尽くすつもりです．今後とも皆様方のご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます．

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