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各検査室の紹介
心電図検査

T.検査室の紹介
  心電図室は4-5名の臨床検査技師(取得資格:二級臨床検査士(循環生理),認定心電図専門士)と数名の循環器内科の医師が検査を担当しています.
  運動負荷心電図検査(トレッドミル検査,心肺機能検査)については循環器内科医が担当します.

U.検査の紹介

  1. 心電図検査
     ベッドに寝た状態で両手首・両足首・胸部に電極を付け,心臓が動く時に出るわずかな電気を記録する検査です.短時間で心臓に関する情報を得ることができます.電極が少し冷たく感じることはありますが,痛みなどはありません.
     検査は上半身裸で仰向けの状態で行いますが,ベッドに移動困難な場合や仰向けになれない場合はお申し出下さい.
    検査は必要に応じて病棟でも実施しています.
    心電図検査は予約制ではありませんので,8時25分から17時迄いつでも検査可能です.
    (1).12誘導心電図
     一般的な心電図検査です.担当医からの依頼や心電図の結果によって少し長めに(余分に1-2分)記録することがありますが,通常1-2分で終わります.
    (2).自律神経R-R検査
     心拍変動を調べ,自律神経機能をみる検査です.不整脈が頻発している場合,検査はできません.検査時間は通常1-2分です.
  2. ホルター心電図検査
     携帯型心電計を用いて日常生活の心電図を24時間記録します.不整脈の有無や程度,不整脈の薬の治療効果,自覚症状との関係を調べる検査です.検査は予約制です.機械の取り外しのため翌日も来院していただく必要があります.
     心電図の他に血圧を24時間記録する(長時間連続血圧測定:ABPM)検査も行っています.日常生活での血圧の変動や薬の治療効果などをみる検査です.腕に血圧測定用のカフを巻き,その上に洋服を着ていただきますので腕周りがゆったりした服装でお越し下さい.
     携帯型の機械をつけますので通常はお風呂に入れません.また検査結果が出るまで1週間から10日かかります.
  3. 運動負荷心電図検査 (トレッドミル検査,心肺機能検査)
     心電図と血圧を測定しながら運動をしていただき,運動中の心電図と血圧の変化をみます.この検査で虚血性心疾患の有無や運動耐容能を調べることができます.心肺機能検査ではマスクを装着した状態で運動をしていただき,呼気ガス中の酸素と二酸化炭素の量を計測します.
     運動負荷心電図検査は循環器内科の医師が行います.検査の時に,ご不明な点や症状がある場合は,すぐに検査担当医にお申し出下さい.
     検査にかかる時間は30分程度です.検査用の着替えが用意してありますので,特に着替えを準備いただく必要はありません.
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