第30回 日本臨床化学会関東支部例会が平成24年11月17日(土曜日)に下記のプログラムにて開催されました.あいにくの雨天にもかかわらず108名の支部会員にご参加いただき盛会となりました.6つの一般演題発表では活発な質疑が交わされ,3つの企業からの新しい技術を紹介いただいた講演は,いずれも参加者の注目を浴びていました.最後の教育講演では東大病院検査部の下澤先生からわかりやすいお話をしていただき,みなさんしっかり理解されていました.
ご参加いただきました支部会員の皆様,また,一般演題,企業からのご講演,および教育講演をご担当いただきました皆様に心よりお礼を申し上げます.
例会長 大久保滋夫
会場風景 |
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記
第30回 日本臨床化学会関東支部例会
プログラム
【開会の挨拶】(13:05〜13:10)
【一般演題】 (13:10〜14:20) 6演題(発表時間8分間,質疑時間3分間)
司会 戸塚 実 (東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科)
1.ハイブリダイゼーションにより試作したLD酵素標品の検討
○竹島和美1) 武居宣尚1) 荒木秀夫1) 山舘周恒1) 五十嵐富三男2) 植田 成3) 中山智祥1)
1) 日本大学医学部附属板橋病院 臨床検査部
2) 虎の門病院分院 検査部
3) 旭化成ファーマ株式会社 診断薬製品部
2.血中オレキシン濃度測定法確立への試み
○中川央充1) 小口修司1) 石橋みどり1) 武井茂樹2) 村田満2)
1) 慶應義塾大学病院 中央臨床検査部
2) 慶應義塾大学 医学部 臨床検査医学教室
3.ラテックス凝集比濁法による「ナノピア KL-6 エーザイ」測定試薬の基礎的検討
○小林 照明 煢ェ 忍 橋本 直明
東京逓信病院 臨床検査科
司会 石橋みどり (慶應義塾大学病院中央臨床検査部)
4.尿酸,クレアチニンが異常高値を示した症例とその対策
○島野志都子1) 細川幹夫2) 小島和茂3) 本橋智子1) 額千裕1)
萩原三千男1) 東田修二1) 東條尚子1)
1) 東京医科歯科大学医学部附属病院 検査部
2) セロテック株式会社
3) 日本電子株式会社
5.アルブミンの測定法変更が腎疾患の病態識別に与える影響
○澤部祐司1) 清宮正徳1)2) 大野さやか1) 山本はるな1) 藤原恵子1) 吉田俊彦1)
曽川一幸2) 松下一之1)2) 野村文夫1)2)
1) 千葉大学医学部附属病院 検査部
2) 千葉大学大学院医学研究院分子病態解析学
6.スルホン薬によりHbA1cが偽低値を示した症例
○大竹奈都子1) 久米幸夫1) 宿谷賢一1) 横田浩充1) 蔵野 信1),2) 金子 誠1)
岡崎由希子2) 鎌田昌洋3) 佐藤伸一3) 伊藤義正4) 矢冨 裕1)
1) 東京大学医学部附属病院 検査部
2) 東京大学医学部附属病院 糖尿病・代謝内科
3) 東京大学医学部附属病院 皮膚レーザー科
4) 東ソー株式会社 バイオサイエンス事業部
14:20〜14:40 休憩
【講演:〜新しい技術の紹介〜】(14:40〜16:10)
司会 星野 忠 (日本大学医学部病態病理学系臨床検査医学分野)
1.「血清心筋マーカーCK−MBの蛋白量測定」
和光純薬工業株式会社 臨床検査薬研究所 増田 勤
司会 小林照明 (東京逓信病院臨床検査科)
2.「反応過程近似解析ツール MiRuDaのご紹介」
株式会社日立ハイテクノロジーズ 神原久美子
司会 山舘周恒 (日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部)
3.「臨床検査の医療情報」 〜標準化の現状・臨床検査システム最新の取り組み〜
アイテック阪急阪神株式会社 医療事業本部 津田裕史
16:10〜16:20 休憩
【教育講演】(16:20〜17:20)
司会 大久保滋夫 (東京大学医学部附属病院検査部)
「“味噌,塩,醤油” 〜日本人の文化と高血圧〜」
東京大学医学部附属病院 検査部 下澤達雄
【閉会の挨拶】(17:20〜17:25)