この度,第9 回日本臨床検査医学会 特別例会ならびに第68 回関東・甲信越支部例会 同時開催の会長をお引き受けすることとなり,大変光栄に存じておりました.「検査の未来を見すえて」というテーマの元,以下のようなプログラムで大変意義のある会にさせていただくことができると期待しておりました.
しかし,誠に残念ながら,3月11日に発生した東日本大震災の影響で日本医学会総会が中止になりました.それに伴い(それに連動する)この日本臨床検査医学会特別例会,そして,関東甲信越支部例会を中止とすることといたしました.
本特別例会・支部例会にこれまでご関与いただいた方々,また,ご関与いただく予定であった方々に御礼とお詫びを申し上げますとともに,この度の大震災で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます.また,お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに,ご遺族に心からお悔やみを申し上げます.
東北地方,さらには,我が国の一日も早い復興をお祈り申し上げ,ご挨拶の言葉とさせていただきます.
中原 一彦
会 長:中原 一彦(独立行政法人大学評価・学位授与機構,東京大学 名誉教授)
日 時:2011年4月16日(土曜日)10時〜17時
場 所:東京大学医学部教育研究棟14階 鉄門記念講堂
東京大学(本郷)の地図・交通案内
医学部教育研究棟(赤門を入って徒歩2分)の地図
参加費:1,000円
事務局:矢冨 裕(東京大学)
テーマ「検査の未来を見すえて」
プログラム
シンポジウム1(10時〜12時)
司会:村田 満(慶応大学)
「検査部運営の先端的取り組み」
下田 勝二(日本適合性認定協会)「ISO 15189」
川上 康(筑波大学)「つくば臨床検査教育・研究センター」
横田 浩充(東京大学)「これからの大学病院検査部」
特別講演(13〜14時)
司会:中原 一彦(大学評価・学位授与機構)
「糖尿病:新基準に基づく診断と治療」
門脇 孝(東京大学)
シンポジウム2(14時10分〜17時)
司会:矢冨 裕(東京大学)
「臨床検査の最先端と未来への予測」
野村 文夫(千葉大学)「プロテオミクスと臨床検査」
市原 清志(山口大学)「アジア地域基準範囲調査研究の成果と新規グローバル調査に向けた戦略」
(休憩 15時30分〜15時40分)
北島 勲(富山大学)「転写因子研究の視点から見た臨床検査医学」
竹中 克(東京大学)「心エコー検査の最前線」
懇親会(17時〜19時)
参加費:1,000円
場所:東京大学医学部教育研究棟13階 カポペリカーノ
*本会参加により,臨床検査専門医および管理医更新単位10点,評議員再任単位5点を取得できます.
また,支部例会も共催ですので上記に加えて,それぞれ3点,10点,5点取得できます.なお,発表された場合の単位もございますので,それぞれの規定でご確認下さい.
参加の際には会員証をご持参下さい.