60周年に寄せて(2015年)
検査部60周年を迎えて(第4部門 心・血管エコー室)
佐々木 賀津乃
創立50周年を迎えた翌年の2006年11月に新中央診療棟2に生理部門が移転し,検査室が拡充された.また,それと同時に受付・レポーティングシステム(第1期)が導入され,検査依頼取得および依頼情報参照,検査画像の送信・保存」報告書作成・閲覧が可能となった.
さらに2007年Vascular Boardの設立に伴い無侵襲血管検査の拡充のため,人員が増員され(3人→現在9人)血管エコー・血管機能検査を担当するようになった.発足当時は頸動脈エコー・下肢静脈エコー・心エコー・足関節上腕血圧測定の4項目であったが,現在は腎動脈エコー・腹部大動脈エコー・側頭動脈エコー・四肢動静脈エコー・足趾上腕血圧・皮膚灌流圧測定・空気容積脈波・指尖脈波・分節圧測定・近赤外線分光法が追加され 14項目を担当するようになった.また,新たに血管診療技師の資格を取得し,さらなる超音波検査向上のために日本超音波医学会認定資格や心エコー図学会認定技師の資格を取得している.
2007年からは検診部心血管ドッグ(オプション)が始まり心エコー・頸動脈エコー・足関節上腕血圧測定を担当している.
2014年6月より超音波レポートシステムが更新され,従来の報告書ではできなかった検査動画の掲載が可能となった.
【検査件数の推移】