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60周年に寄せて(2015年)
免疫血清検査室

【検査室紹介】
  当検査室は,主に生化学項目や免疫項目を測定しており,搬送ラインにつながらないような,依頼数の少ない項目を担当している.免疫検査は従来より手作業で検査を行うことが多かったが,近年は免疫検査の分野でも,用手法→ELISA法→自動分析法(CLEIA,FEIA)など自動化が進んでいる.しかし,従来から変わらない用手法の検査項目も未だ存在し,技師の力量が問われる分野である.個々の症例を追求して付加価値のある検査結果を報告すること,異常検体に関する追加検査方法を確立することを目標として業務に取り組んでいる.

【免疫検査室〜変わったこと変わらないこと〜】

構成人数:3名

【検査項目】
泳動関連 : 蛋白分画(血清,尿),アイソザイム(ALP,LDH)
自己抗体 : 抗核抗体,抗DNA抗体(抗ds,抗ss)ENA抗体(RNP,Sm,SSA,SSB),抗ミトコンドリアM2抗体, MPO-ANCA,PR3-ANCA
真菌マーカー : β‐Dグルカン
梅毒 : STS定性,定量(RPRカード法),TP抗体(CLIA法)
その他 : 可溶性インターロイキン2レセプター抗体(sIL2‐R),寒冷凝集反応

【主な測定項目の年間件数】
蛋白分画(2879),アイソザイム(722),自己抗体関連(30961),β‐Dグルカン(9510),
梅毒関連(21985),sIL2‐R(7310),寒冷凝集(345) 

文責  保田奈 緒美

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