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50周年に寄せて(2005年)
免疫血清検査室

久米 幸夫

【検査室紹介】
当検査室の名前は免疫血清検査室ですが,主に生化学項目や免疫項目を測定していて機械にかけられないような特殊な検査を担当するセクションです.
自動化された他の検査室とは違い手作業で検査が行われており,昔ながらに技量が問われる検査室です.
今後の目標は輸血部(主に感染症関連)や生化学,微量検査室との連携を密にし,項目の見直し等で更なる効率化を図りさらなる発展を計画しています.現在でも検査室間の垣根を取り払った相互協力はすでに大久保副技師長の下で実践されていますが,機器や人員の配置を見直した効率化も実現していきたいと思います.

構成人数:4名
主な測定項目(年間件数):蛋白分画(2491),アイソザイム(2206),自己抗体関連(25776),β‐Dグルカン(7168),梅毒関連(43176),S‐IL2‐R(4085),寒冷凝集(461),直接クームス(1078) etc.

【検査紹介】
泳動関連
蛋白分画(血清,尿),アイソザイム(ALP,CK,LDH),CHO分画 等

自己抗体
抗核抗体,抗DNA抗体(抗ds,抗ss)ENA抗体(RNP,SM,SSA,SSB,SCL‐70,Jo‐1,SENP),抗ミトコンドリアM2抗体

真菌マーカー
β‐Dグルカン

梅毒
STS定性,定量(ガラス板法,カーボン法),TPHA

その他
直接クームス試験
可溶性インターロイキン2レセプター抗体(S‐IL2‐R)
寒冷凝集反応

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