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臨床検査専門研修
T.臨床検査専門医とは

 疾患の診断,治療効果の判定,健康状態の把握にかかせない臨床検査の全般において,その品質の向上と維持に努め,適切かつ信頼性の高いサービスを通して良質で安全な患者診療に貢献する専門医が臨床検査専門医です.高度医療,チーム医療の実現において,中央診療部門としての検査部の果たす役割はきわめて重要ですが,臨床検査専門医と臨床検査技師は力を合わせ,臨床検査の実践を通して診断医学に貢献します.
 臨床検査専門医には,さらに経験を積み大規模・中規模施設の臨床検査部門を管理・運営すること,指導医となって現在は数少ない臨床検査専門医を育成すること,教育研究機関において臨床検査医学の教育・研究を担うことが期待されます.臨床検査専門医は臨床検査医学,臨床医学全般に関わる総合的な科学者と位置づけられ,この学際的な側面は,診療だけでなく教育・研究にも大きく生かすことができると考えています.東大病院検査部と一体となって活動している東京大学大学院医学系研究科 内科学専攻病態診断医学講座臨床病態検査医学分野では,臨床検査医学の特性を生かした研究が行われており,まさにphysician scientistとして大きく飛躍することが可能と考えています.
 臨床検査専門医は,平成30年度より施行される新専門医制度において,基本領域専門医に認定されています.

詳しい情報に関しては,下記をご覧下さい.
 日本臨床検査医学会(臨床検査専門医臨床検査専門医を目指す方へ
 日本臨床検査専門医会

U.東京大学医学部附属病院 臨床検査専門研修プログラムの概要
  • 臨床検査の基本7科目(臨床検査医学総論,一般臨床検査学・臨床化学,臨床血液学,臨床微生物学,臨床免疫学・輸血学,遺伝子関連検査学,臨床生理学)の研修を行います.専攻医がとくに希望する分野がある場合には,それを集中的に研修できる体制をとります.
  • 基本領域専門医の中でも最も横断的である臨床検査専門医の特性を反映し,将来,本専門医を取得した後,多くのサブスペシャルティ領域専門医研修に進むことができる可能性があります.専攻医の希望を考慮し,それに配慮した研修体制をとりたいと考えています.
  • 専攻医と指導者が密に協議し,きめ細かい個別化されたベストの研修計画を決定します.
  • 全般の研修指導は5名の臨床検査専門医が中心となって行い,臨床現場では,臨床検査技師が指導します.
  • 希望がある場合には,実際に患者診療(外来が主)が行えるように配慮します.
  • 研修の修了後に専門医認定試験の受験資格が与えられ,この試験に合格すると,臨床検査専門医となります.

A.プログラム制研修
臨床検査医として必要な専門的能力を習得し,臨床検査の専門家を目指す,3年間の専門研修プログラムです.初期臨床研修後の専攻医,それ以外でも希望する専攻医を対象とします.また,大学院に進学し,専門研修を通じて課題を発見し研究へ進むことも可能です.

B.カリキュラム制研修
臨床経験豊富な他基本領域専門医取得者,初期臨床研修修了後に義務年限を有する場合や,特別な事情でプログラム制の研修が困難な場合にはカリキュラム制研修を選択できます.
カリキュラム制とは,研修の形態の詳細は問わず,到達目標を達成すれば認定試験受験資格を与えるものです.例えば週2日の研修を5年などのオプションを用意することも可能ですので,詳細はご相談ください.

臨床検査専門医を目指す者として,初期臨床研修後すぐに専攻医となるのはもちろんのこと,他領域で経験を積んだ後に当該専門領域のキャリアを踏まえて,より検査診断に特化した力量と資質の習得を目指すことも重要です.臨床検査をストレート研修した者と,様々な経験の後に研修した者,両者が横断性のある臨床検査専門医の集団を形成していくことが,臨床検査医学の発展およびそれに基づく良質かつ安全な患者診療の提供に貢献します.

プログラムの詳しい情報はこちらになります.

V.連絡先

西川 真子 特任助教
E-mail:utlab-tantou(アットマーク)umin.ac.jp

東京大学医学部附属病院の「臨床検査専門研修プログラム」は,一次審査を通過したものであり,まだ二次審査を踏まえて修正・変更があることをご承知おきください.

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