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東大臨床検査セミナー
東大検査臨床セミナー2014年(第7回)報告

  平成27年1月17日(土)に第7回東大臨床検査セミナーが開催されました.今回はISO15189をテーマとしたセミナーでした.近年のISO15189への関心の高まりにより,当日は約100名と多くの参加がありました.河合忠先生にはISO15189による臨床検査認定取得の意義について,また,下田勝二先生には認定状況と今後の展開について,それぞれ講演していただきました.シンポジウムでは,実際に認定を取得している4施設から,取得するまでの苦労・工夫や,維持・改善につながる取り組みについて報告がありました.参加者は皆,熱心に聴講し,シンポジウムでは関心の高まりを反映してか,多くの質問がありました.
  ISO15189は取得が目的ではなく,それをどのように生かして,“利用者のニーズに応じたサービス・質の高い検査データの提供や検査室の改善活動に繋げていくか”が重要となっていきます.今回のセミナーが,ISO15189認定取得予定の施設にとっては,取得に向けたポイント,認定取得している施設にとっては,今後のQMS(Quality Management System)活動に役立つ内容であれば幸いです.
  最後に,セミナー開催にあたりご協力いただきました皆様に感謝申し上げます.

注)QMS:日本語では「品質マネジメントシステム」と呼ばれ,品質に関して組織を指揮し,管理するためのマネジメントシステムのことを指す.

検査部 小野 佳一

会場風景
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